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パッシブハウス(Passive house)とは、パッシブデザイン※の家の中でも「ドイツパッシブハウス研究所」が規定する性能認定基準を満たす省エネルギー住宅を指します。
※パッシブデザインの家とは、自然エネルギーである太陽光や風などを活用することで1年を通じて心地よく暮らせ、冷暖房のためのエネルギー消費を抑え、光熱費の負担も小さい住まいです。
パッシブハウス(Passive house)の省エネ性・断熱性・気密性は世界の中でも高いレベルの部類。審査基準は世界各国の省エネルギー基準の中で最も厳しいと言われ、基準を満たすためには、窓や断熱材等使用材料の選定や気密・断熱施工の技術力、熱損失や消費エネルギーの計算など高レベルな技術が求められます。
ただし、建築費だけでなく、住んでからの光熱費や、メンテ費などを含めた生涯コストまで考えれば長期的にはメリットの方が大きくなるといえます。
省エネ基準には、旧建設省により従来より制定されている「次世代省エネ基準」というものもあります。 「パッシブハウス基準」と「次世代省エネ基準」を比べてみましょう。
参照元:パッシブハウスジャパン(https://passivehouse-japan.org/ja/phpp/)
次世代省エネ基準は1999年3月に、建設省により改正された日本の断熱基準の通称です。係数や断熱材の厚さの基準は時代とともに見直され、現在は制定時より厳しい断熱性能となっています。
建物の天井・壁・床の断熱材の種類や厚さ、窓の仕様、熱損失係数(Q値)=建物からの熱の逃げ難さを表す数値、夏期日射取得係数(μ値)=夏の日射熱の入りやすさを表す数値が基準化されています。
8つの地域区分に分けられ、地域ごとに断熱性能の要求が違いますので、家を建てる地域に合った基準を参照してください。
パッシブハウスでは、館内の暖気が失われないように床・壁・屋根などに高い断熱性能が求められます。パッシブハウスには熱貫流率(U 値)では現在の次世代省エネ基準の2倍以上、熱損失係数(Q値)では3倍近い断熱性能を求められます。
次世代省エネ基準の住宅では、建物の断熱性能がそれほど高くなくても設備でカバーすることができてしまうということもありますが、パッシブハウスでは利用した自然エネルギーで室内温度を快適に保つことを目指すため、とにかく建物の断熱性能を高く、設備依存率は低くするのが特徴です。
パッシブハウスの住みやすさについて実際に住んでいる人の評判を紹介します。
冬の軽井沢は昼でもマイナス5℃、夜の気温はマイナス15℃にもなります。それでも暖房を数日間かけなくても朝起きて布団からひゅっと出てそのまま起きられる。それほどの快適さです。
太陽が出たら家が明るく、昼間は照明もあまり使わないので、停電時も停電していることに気が付かないほど。 明かりをつけようとしたらつかない、とか、携帯の充電器見たら、充電してない。それでやっと停電だと気がついたんです(笑)
家の中の温度が一定していて、1階、2階、屋根裏部屋、廊下、トイレ、風呂、全部同じ温度ですよ。一番温度差があっても2-3℃です。寒いところや暑いところがないです。
参照元:パッシブハウスジャパン 軽井沢パッシブハウスのオーナー ケビンさん&いくえさんご夫妻 (https://passivehouse-japan.org/ja/voices/軽井沢パッシブハウス/)
パッシブハウスとパッシブデザインの違いについて、理解できていますか?ここでは、この2つの違いについてわかりやすく紹介します。
「高断熱高気密の木造住宅は、壁の中で結露を起こし、シックハウスの原因になる。」という話を聞くことがあるかもしれませんが、そのようなことはありません。結露のメカニズムを知り、建てる地域の外気温を正しく把握し、住まう人にとって健康で快適な室内環境を考え設計をすることで、高断熱高気密住宅であっても年間を通じて壁内結露を防ぐことが可能です。
パッシブハウスは冬の暖かさはもちろん、夏の涼しさも考えて設計しています。庇や軒の場所や深さを工夫し、夏の強い日差しを室内に入れない、北側に高い窓を配置して熱気を逃がす、敷地に吹く風向きを把握し、風通しを良くするように窓の配置や大きさを決めるなどの工夫です。
また、高断熱と高気密の床・壁・天井は、エアコンで下げた家の中の心地よい温度の空気を逃しません。
これまでの各地での建設事例によると、次世代省エネ基準で計画された建物から10%前後の増額が見込まれる傾向ですが、パッシブハウスは一概に坪単価では語れません。建てる場所により日射や風通しの条件はさまざま。一棟一棟に合わせて断熱材や窓の種類にもそれぞれ何を選ぶか変わりますから、価格も一棟一棟変わります。
参照元:パッシブハウスジャパン(https://passivehouse-japan.org/ja/faq/)
高性能な住宅を建てるために、まずチェックしておきたい「高気密・高断熱」の住宅を施工できる技術があるかという点。隙間だらけの家では、高性能な設備を完備しても無意味に…。そんな「高気密・高断熱」を測る指標となるのが、UA値(断熱性能)とC値(気密性能)です!高気密・高断熱な家を建てるには、この数値に注目して家づくりを行うことが大切。
ここでは、高性能な家にプラスαのこだわりを叶えてくれるおすすめの注文住宅会社を紹介します。
パッシブハウス認定の省エネ住宅!
1年中快適な高性能な家が魅力
UA値 | 0.22(W/㎡k) |
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C値 | 0.10(c㎡/㎡) |
※実際の施工実績数値
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60年保証(※1)の長寿命住宅!
長く住み継げる高性能な家が魅力
UA値 | 0.38(W/㎡k) |
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C値 | 0.10(c㎡/㎡) |
※実際の施工実績数値
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Best of Houzz受賞のデザイン住宅!
社員大工が建てる高性能な家が魅力
UA値 | 0.32(W/㎡k) |
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C値 | 0.20(c㎡/㎡) |
※実際の施工実績数値
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