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気密性や断熱性の高い高性能住宅。一年を通して快適に暮らしていけることで注目を集めている高性能住宅ですが、まったく弱点がないわけではありません。弱点の1つとされているのがシックハウス症候群です。
ここでは、高性能住宅におけるシックハウス症候群の概要、対策、制度の現状などについて解説します。
シックハウス症候群とは、住宅建材から揮発する化学物質による各種の症状のこと。まったく発症しない人も多い一方で、中には化学物質を吸い込むことで頭痛や目の異常、鼻水、吐き気など、さまざまな症状を引き起こす人もいます。
高性能住宅の特徴の1つが気密性の高さ。気密性の高さゆえ、化学物質が外へ逃げにくくなるため、結果としてシックハウス症候群を誘発しかねません。
すぐにでも実行できるシックハウス症候群への対策を3つほど見てみましょう。
定期的に窓を開けるなどし、屋内にたまった化学物質を外部へ排出しましょう。真夏や真冬など、頻繁に窓を開けにくい季節には、空気清浄機を稼働させて、屋内から少しでも化学物質を取り除くようにしましょう。
観葉植物や備長炭は、シックハウス症候群の原因となる化学物質を吸収する働きがあると言われています。
観葉植物は部屋のインテリアにもなるので、おしゃれな部屋づくりも兼ねてシックハウス症候群対策を行いましょう。
住宅建材の化学物質とは異なりますが、屋内に繁殖する細菌もシックハウス症候の原因になることがあります。
細菌は多湿によって繁殖するため、除湿器や換気等で屋内を適切な湿度に保つようにしましょう。
高性能住宅の普及でシックハウス症候群が多く見られるようになったことを背景に、現在では住宅基準が以下のように改正されています。
シックハウス症候群を排出する建材は、基本的に使用できないこととなりました。各建材には等級が付され、一目で原因物質を排出する建材かどうかが分かるようになっています。
高気密な住宅でも十分な換気を行えるよう、機械換気設備の設置が義務化されました。これにより、真冬や真夏に窓を閉め切っていたとしても、屋内の空気は外へ排出され、屋外の空気は中へ取り入れられるシステムとなりました。
以上2つの基準改正により、かつてに比べて現在では高性能住宅におけるシックハウス症候群のリスクが大きく軽減しています。
シックハウス症候群は、すべての人に見られる症状ではありません。過去にシックハウス症候群の症状が見られなかった人については、過剰に心配する必要がないでしょう。
ただし、特に小さなお子様がいる世帯では、家を新築する際に不安になるかもしれません。何らかの不安を感じた場合には、検討しているメーカーや工務店に相談・確認してみるようおすすめします。
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